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物流ニュース
近畿運輸局 交通関係環境保全優良事業者等表彰
2022年10月24日
近畿運輸局は、CO2排出量の削減をはじめ、交通に関する環境改善への取り組みの成果が顕著であると認められた事業者等に対して行っている交通関係環境保全優良事業者等表彰について、今年度は「近畿日本鉄道」「福山通運」「丸三海運」「名門太洋フェリー」の4者を表彰した。
近畿日本鉄道と福山通運は、大阪~名古屋間でトラック輸送していた翌日配送の荷物を、名阪特急「アーバンライナー」の空きスペースを利用した鉄道による貨客混載輸送に転換することで、CO2排出量の削減やドライバーの運転時間の削減とともに、名阪間での荷物当日配送を安価で実現し、利用者の好評を得ている。なお、この取り組みは、大手民鉄では初めて物流総合効率化法の認定を受けた取り組み。
令和3年7月の本格運行以降、鉄道の定時性・速達性を生かし、道路事情によらない安定した輸送ルートを確保することで当日配送サービスを実現し、チャータートラック便需要を取り込んだほか、ドライバーの運転時間を980時間相当削減し、ドライバー不足の解消に貢献した。
丸三海運は、2021年7月に竣工した内航コンテナ船「島風」(大阪~沖縄航路)が、最新技術を用いた高効率推進器の採用のほか、海事DXの実現により温室効果ガス排出量を削減し、地球温暖化対策に大きな成果を出している。
名門太洋フェリーは、大阪南港~北九州新門司港間に最新の環境技術を採用した新型船(フェリーきょうと・フェリーふくおか)を2021年度に続けて導入。旧船に比べトラックの積載台数を大幅に強化したことで、モーダルシフトを推進しトラック業界における慢性的な人手不足への対応に貢献している。
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