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物流ニュース
中国ト共済 グッズを配布中、運転席でもKYT
2022年9月20日
中国トラック交通共済協同組合(小丸成洋理事長)はこのほど、うっかり事故の防止を目的に、ドライバーが運転席でのわずかな時間でできる危険予知トレーニング(KYT)グッズとして「冊子」「ジャバラ」の2種類、2万セットを作成した。昨年、交協連の新規事業に採択されたもので、今年7月に完成。現在、職員が使い方を紹介しながら組合員に配布中だ。
「冊子」は横11.5cm、縦7cmで走行前や装置を作動する前に確認するポイントを作業の場面ごとにまとめたもの。特に同組合で発生する事故の約4割を占める構内事故は進入時、荷扱い時、後退時に分け、場面ごとに細かくシミュレートできる。
場面ごとにタブ分けされ、見たいページをすぐに開けるほか、メモ欄の書きやすい大きさのマス目や、ズボンの後ろポケットに入れても耐えられる強度にもこだわった。交通安全祈願で名高い速谷神社(広島県廿日市市)で祈願を済ませたお守りも組み込んだ。
「ジャバラ」はトラックのメーターボックスに広げて置くことで、発車や作業の前にドライバー自身で注意喚起できるシート。周囲の安全や、装置の収納・固定の確認を促す面と、会社や自分のルールを書き込める両面デザインだが、必要な面を表示しやすいようにジャバラ折りになっている。
いずれも運転前や、運転行動が途切れた際の安全意識を高めるのに役立つが、「特にジャバラは構内で後退中に声をかけられた時など、運転行動が一旦途切れた時に見て、安全確保のために使ってほしい」と安全対策課の担当者は話している。
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