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物流ニュース
日本初のCNGローリー車が運行 東京ガスケミカルが披露式
2013年2月12日
東京ガスケミカル(鏑木正社長、東京都港区)は1月17日、CNG燃料による液体窒素ローリー車両を開発、披露式を行った。
東京ガスはグループ全体で低炭素化の実現に取り組んでおり、大型CNGローリー車は日本で初めての導入となる。鏑木社長は「国内にはローリー車は約2000台走っているが、すべてディーゼル車。都市ガス業界もCNG化を進めているが、ローリー車の低公害化は大型車のCNG化に拍車をかけられるのではないかと思う」と述べた。関東運輸局千葉運輸支局の門井正則支局長は「昨年3月の大型天然ガストラックに続き、天然ガスのローリー車が稼働することは大変意義がある」と話した。
実走行は20日から開始され、走行データなどを記録、今後の改善に活用する。開発されたローリー車の車体寸法は長さ11.90m、幅2.49m、高さ3.15m、最大積載量は約10.23トン(液化窒素容器容量1万4050L)。CNG容量は774Lで走行距離は約440〜500km。燃料充填口は左右両側にあり、左側は大流量タイプも併設されており、充填時間の短縮を図る。
運行者はエネックスで、運行ルートはエネックス袖ヶ浦営業所と埼玉県上尾市の240kmと、同営業所と栃木県佐野市の340kmをそれぞれ往復する。袖ヶ浦市のマスコットキャラクター「ガウラ」も車体にペイントされ、出口清袖ヶ浦市長も環境と市のPRに歓迎の辞を送った。
◎関連リンク→ 東京ガスケミカル株式会社この記事へのコメント
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