日本ロジスティクスシステム協会（ＪＩＬＳ、大橋徹二会長、東京都港区）は毎年実施している「ロジスティクス強調月間」（吉本一穂推進委員会委員長／早稲田大学名誉教授）の活動を今年は９月に実施。その一環として「ロジスティクス全国大会２０２２」を９月２１～２２日、東京都千代田区のベルサール神田で開催した。

２１日の初日には、ＪＩＬＳの寺田大泉専務が「これからのロジスティクスのあるべき姿」と題してＪＩＬＳが提言する「ロジスティクスコンセプト２０３０」に基づき、これからのロジスティクスについて解説した。

引き続き、日本通運の鷺川陽一氏がセッションコーディネーターを務め、基調講演としてアサヒグループジャパンの野村和彦取締役兼執行役員事業企画部長が「アサヒグループが掲げるサステナビリティと経営との統合について」を講演した。このほか「サステナブルな社会実現のためのロジティクス」をテーマに、バンダイロジパルの藤井直子氏、インフォアジャパンの佐藤幸樹氏、アスクルの伊藤珠美氏が講演。

「２０５０年脱炭素社会に向けて～カーボンニュートラルに向けて解決すべき課題と現状～」と題して東京大学未来ビジョン研究センターの高村ゆかり教授がキーノートスピーチを行った。

さらに企業に官学合わせた５人のパネリストと、ＪＩＬＳの北條英理事がコーディネーターを務めたパネルディスカッションが「脱炭素社会とロジスティクス」をテーマに行われた。

２日目は２０２２年度ロジスティクス大賞の表彰式が行われ、各受賞者に表彰状が手渡された。引き続き、大賞を受賞したＴＳＵＮＡＧＵＴＥの春木屋悠人社長や準大賞を受賞した日立物流の野原陽亮氏、特別賞を受賞したハコベルの渡辺健太氏とＴＢＭの羽鳥徳郎氏およびエーディエフの田中成佳氏が受賞事例を講演。

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