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物流ニュース
赤帽 川井博義会長「ステキな赤帽のイメージを広げていきたい」
2022年12月28日
赤帽の仕事をする姿勢について、川井博義会長は、「ちゃんとした仕事をするには、車体をきれいにするのは当たり前。中でもお客様の荷物を載せる荷台は特に整理してきれいにしておくようにと話している。これは、今はもう亡くなった組合員が実践していたことで感銘したので、皆さんに繰り返し伝えている」と話し、「組合敷地内に洗車スペースを設置した。ここで車を洗えば水道代もかからず、何時でも時間を気にせず洗車ができる。そしていつも誰かが洗車している姿を近所の方が見て、赤帽は車を年中洗ってきれいにしていると言ってもらえれば、これもコマーシャルになる」。さらに「制服は着崩さず、上着の前もきちんと閉めて着る。そして笑顔も大切。大事な荷物を預けるのに、笑顔ではきはきしている人の方が良いと思うでしょう」
川井会長は、体調不良から1年の任期を残して辞任した小林則夫前会長から次期会長候補に推薦され、今年3月の総会で、全員一致の承認を受けて会長職を引き受けた。現在は週の前半3日間を東京で会長の仕事、後半3日間は滋賀県に戻り理事長の仕事をこなしている。
今後の赤帽については「全組合へのアンケート調査の結果、仕事量はコロナ前にほぼ戻っていることが分かった。問題は組合員の減少と高齢化で、この改革はそう簡単ではない。そこで、若い仲間を増やすために、まずはTVやラジオのコマーシャルを視野に入れている。そのコマーシャルを見聞きした方が、街中を走る赤帽車とイメージを重ね合わせ、自分もやりたいなと思ってもらえるように、この人たちに荷物をお願いしたいなと思ってもらえるように。だからこそ、組合員一人ひとりが礼儀正しく爽やかに、カッコよくいてほしい。周りの目を気にしてほしい。それを全国の組合員に理解して実行してもらいたい。ステキな赤帽のイメージを広げていきたい」と語る。そして「改革には幹部の若返りは必須。赤帽もできるだけ早く改革して、会長職も75歳までには次世代にバトンタッチしたい」
川井会長の趣味は「エンジンがついた乗り物。乗るのもいじるのも好き。今一番のお気に入りは三輪のハーレーでのツーリング」。
好きな言葉は近江商人の活動理念を表す「三方よし」。「自分も相手も世間も満足させる行動をしていくこと」と話す。
◎関連リンク→ 全国赤帽軽自動車運送事業協同組合連合会
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