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    ストレス、不摂生・・・配車マンも労働環境改善を

    2013年5月13日

     
     
     

     役所関係の物流受注では入札が行われているが、一時期、民間企業の物流でも全て入札で事業者選定という流れに見直す荷主も出てきている。輸送品質は運賃だけではわからないが、運賃以外で他社との違いを見せるのが難しいのも運送事業。それを荷主に具体的に見える形にできることが強みを持つ事業者とも言えそうだ。


     運送会社の要といえば配車マンだ。会社の売り上げや利益を上げるのは、この配車マンの腕によるところも大きい。経営者にとって、自身の右腕といっても過言ではない。しかし現在、配車マンの置かれた現状は決して安穏ではない。ドライバーと荷主、経営者の間で板ばさみに合い、過度のストレスで病に倒れるケースもある。事業者としては、配車マンの健康管理に十分留意しなければならない。
     「一時はどうなるかと思った」と振り返るのは、埼玉県の事業者。同社では、50代前半のベテラン配車マンがすべての配車を切り盛りしていた。社長も配車に関しては、任せっきりにしていたという。
     しかし、昨年末に突然、配車マンが倒れた。脳梗塞だった。幸いにも処置が早く、命は助かったものの長期の入院を迫られた。会社では引き継ぎも不十分なまま業務が続く。配車マンがいないからという理由は荷主には通らない。
     社長も加わっての試行錯誤が続いた。ベテランドライバーの協力もあり、全員総出で何とか乗り切ったものの、病に倒れた配車マンの部下が過度のプレッシャーで仕事ができなくなり退社するという事態を招いた。「今から思えば、倒れた配車マンは水分を摂らず偏った食事や不摂生な生活だった」と振り返るが、「しっかりと健康管理をさせるなど注意しておけば、こんな事態を招かずに済んだのかもしれない」と悔やんでいる。
     配車マンは、日々配車効率を高め、売り上げや利益を伸ばすことに集中する一方、ドライバーと荷主や経営者の間で板ばさみとなり、過度のストレスを受けやすい。また、過労などの違反では責任を問われることもあり、配車マンのおかれた現状は、以前に比べ格段に厳しくなっている。「不摂生な生活習慣や過度のストレスが原因で脳梗塞になったといわれた」とは、ある現役配車マンの言葉だが、まさに、配車マンを取り巻く環境は、そうした生活習慣に陥りやすく、そしてストレスを感じやすくなっている。
    「ドライバーだけでなく、配車マンの労働環境の改善も視野に入れていかなければならない」と、社長は指摘している。

     
     
     
     
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