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物流ニュース
NEXCO東日本 定例会見で深夜割引等の見直しなど語る
2023年1月28日
東日本高速道路(NEXCO東日本、由木文彦社長、東京都千代田区)は1月25日、定例会見を開催。深夜割引等の見直しなどについて会見を行った。
深夜割引の見直しについて、由木社長は「この制度は一般道の夜間の交通量を減少させて、一般道の騒音など様々な沿道環境の改善を図るためのものであります」
「一方で、首都圏の本線料金所などで、深夜割引の適用待ち車両の滞留が発生しており、こうした課題を解決するために割引制度が見されることとなった」と話した。
令和3年8月の国土幹線道路部会の中間答申では、走行した分だけの料金を対象にする他、割引時間帯を午後10時から午前5時に拡大するというような提言がなされている。
これを受け、NEXCO3社と国交省の方で検討を進めて見直し方針を決め、1月20日に「高速道路の深夜割引の見直し」について公表。令和6年度中の運用開始を予定。
深夜割引の走行分を把握するため、高速道路内にETC無線通信専用アンテナを新たに設置し、そのアンテナから走行情報を収集して実質割引率を算出する。
アンテナ設置間隔については、「どの時点で午後10時を通過し、どの時点で午前5時になったのかを把握するために一番良い方法をこれから具体的に検討する」としている。
車両毎の割引額を算定するにあたり、一定の処理時間を要することになるため、「ETCマイレージサービス」または「ETCコーポレートカード」への後日還元型による割引制度に変更となる。
一方、長距離利用者には、割引見直しによる通行料金負担増を軽減する処置として、400kmを超える走行を対象に、長距離逓減制度を拡充する予定となっている。
運用開始後の激変緩和措置として、割引対象外の時間帯でも1000キロを超える走行は割引対象走行分に追加され、午後10時台で高速道路を流出した場合も同10時台に走行した分は割引率を2割とする。
◎関連リンク→ NEXCO東日本
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