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    相次ぐ旧式トラックの盗難 アナログを狙う犯人

    2013年6月4日

     
     
     

     10年以上も前の旧式トラックの盗難が相次いでいる。関係者によると、トラックは盗難直後に解体されて、東南アジア方面に向けて送られるケースが多いという。
     先月、大阪府の運送会社車庫で夜中に4トントラックが盗まれた。車内の配線コードを直結してエンジンをかけ盗み出したと思われる。車庫は人目のつきやすい大通りに面し、2台の新型トラックの間に13年前の旧式トラックが挟まれる形で置かれていたが、旧式だけなくなっていた。
     「大通りに面していたら安全という考えはダメ。通行人は犯人を運転者と勘違いするようだ」と運送会社社長。トラックはいまだに見つかっていない。
     なぜ13年前のトラックだけが盗られたのか。トラック整備業者によると「新型トラックはコンピューター化され、海外で整備できないため、犯人グループはアナログの車を狙う。平成12~16年までの車で、車両識別番号で言えばKG、KK、KLまで。13年以降の車にコンピューターが付くようになったが、まだ触れられる状態。16、17年以降は完全にコンピューター化され構造が難しくなったため、海外には持って行かない」と説明。また、新型は噴射ポンプが精密に出来ているため、純度の低い粗悪な燃料を入れてもトラブルが発生しない旧式が狙われるという。


     東南アジアには「○○運送」と書かれたトラックが数多く走っているという。日本のトラックは海外で品質面が高く評価され、人気がある。修理もしやすく、「25年経っても高値で売れる」(関係者)。
     関係者によると、盗まれたトラックは、その日のうちに解体される。ドア、フロントガラス、椅子、タイヤなど主要な部分を外した上で、キャビンを二つに切断。他の製品と混ぜてスクラップに見せかけて税関を通る。正規ルートでコンテナに積み込んで輸出。現地で切断された部品を溶接し、組み立てられるケースが多いようだ。
     2月に平成14年式のKLのトラックを盗まれた関西の運送会社。トラックのボディーに描かれたデザインは派手で、「こんなに目立つトラックが盗られるとは思いもしなかった」と社長は悔しがる。
     関係者は、「盗まれたトラックは、よほどのことがない限り出てくることはない。これまで狙われていたのは白ナンバーのトラックで、自家用車はボディーの看板を派手にしていないケースが多く、狙われやすかった。しかし、旧式トラックが高値で売買できることから最近は営業車も対象にしている」と説明する。

     
     
     
     
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