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物流ニュース
月島倉庫 トイレの介助機器発売、介護理由の退職者の存在が開発理由
2023年3月13日
保管・荷役業務をはじめ、運送や関連システムなども手掛けている月島倉庫(北川真理子社長、東京都中央区)は、トイレ介助機器「TSUKISOトイレアシスト」を発売した。
同社が5年の歳月を費やして開発した「TSUKISOトイレアシスト」は、トイレ介助リフトで、車イスからトイレへ、トイレから車イスへと座った姿勢のまま吊上げて移動ができる。
どこの家庭でも使える様に、大がかりな設置工事のいらないやぐら式スタンドを採用。3段アーム構造により、狭い空間でもスムーズに移動でき、介助者は楽に安全にトイレ介助ができる。
ところで、「なぜ物流会社が介護機器を開発することになったのか」ということについて、同社は「社員にも介護を理由に退職者が多く出ている現状をかかえていたから」と話している。
そのため、「どうすれば介護従事者が楽になるかということを熟考し、手探りの状態で始めた」とし、「負担の大きいトイレ介助に特化した機器が無かったため開発に至った」という。
また、同社の北川社長が以前から、「社会問題になっている福祉関係で我々に役に立てることはないか」と、介護事業に関心が高かったため、介護機器の自社開発を実現することができた。
同社では、発売した「TSUKISOトイレアシスト」について、販売代理店を通じて全国で販売するとしており、介護機器の開発についても引き続き行っていくとしている。
◎関連リンク→ 月島倉庫株式会社
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