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物流ニュース
進む道路整備 東広島・安芸バイパスが開通
2023年3月5日
【中国】各地で渋滞の解消や、災害発生時の迂回路など交通機能の向上を目的に、主要道路の整備が進んでいる。なかでも、バイパス化事業の決定から半世紀を経て、国道2号「東広島・安芸BP」が3月19日に全線開通する。
同BPは、広島市安芸区の上瀬野地区を境に、安芸郡海田町までの東側が東広島BP(9.6km)。東広島市八本松地区までの西側が安芸BP(7.7km)で、1993年に供用開始された西条BPに接続する。
並走する在来の国道2号は片側1車線の狭い道路で、急勾配も多く、慢性的に渋滞している区間だ。また、2018年の西日本豪雨のような災害が起きた際に、迂回できる幹線道路がないことも課題だったが、今回のBP開通で、これらの解消が期待される。
自動車部品の配送で広島市中心部を1日3往復するという近隣の運送事業者は、「拘束時間が短縮でき、時間によっては高速道路を使わなくて良い場合も出てくる」と開通を歓迎する。当地域を頻繁に走るという筑豊ナンバーのドライバーは「渋滞が解消すれば時間が読みやすくなり、精神的な負担も減る」と話す。
なお、西条BPはこのほど23年度の新規事業の候補に選定され、4車線化に向けて動き出した。
一方、岡山県でも国道2号の慢性的な渋滞解消のための整備が完了した。大樋橋西交差点(岡山市南区)を立体化し、2月23日に供用が始まったばかりだ。また、山陽道と中国道を結ぶ岡山道の4車線化工事も進行中だ。北端の北房JCT付近では完了した箇所もあり、4車線区間の拡大工事が続いている。
鳥取県の沿岸を走る国道178号「岩美道路」は、県の最東部3.8kmの区間が完成し、3月12日に開通を控える。岩美道路は全線開通となり、兵庫県新温泉町の居組ICまでの15.8kmがつながることになる。
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