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    セミナーに積極参加 会社の運営にプラス

    2013年7月10日

     
     
     

     昨年から積極的に色んなセミナーに参加しているという関西のある運送会社社長。安全運行に関するセミナーから自己啓発、金融に関するものまでテーマは様々だが、会社の運営にはプラスに働いているようだ。
     「何か一つは持って帰ろう」と、すべての運転者を取りまとめる配車担当の従業員も同行させており、セミナーで得た知識を会社業務に反映させていきたいとの意向だ。


     今年2月、労災防止に関する研修会に参加した。労基署関係者によるものであったが、「軍隊みたいなセミナーだった」と社長が言うように、内容は今までにないストイックなものであったという。午前9時から午後4時まで開催され、昼休みの休憩時間を除いてずっと立ちっぱなしの状態で実施されたとのこと。終始、セミナー会場は緊張感に包まれ、参加者は皆、講師の話に熱心に耳を傾け、居眠りする参加者は1人もいなかったという。
     講習後に早速、同社では全体の安全ミーティング時は全員が起立して実施することにした。労災防止の研修会で採り入れられていた指差し呼称もミーティング中に積極的に実施。終わるときは「ゼロ災害で行こう、ヨシ!」の号令をかけるようになった。
     ミーティングでは、DVDの映像を流したり、ヒヤリハット集を参考にするようになった。同社長は「セミナーに参加するようになってから、ミーティングらしくなってきた。事故件数も減ってきている。セミナーの内容がいかに現場の社員まで浸透していくかが肝心」と話していた。

     
     
     
     

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