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物流ニュース
Mujin 「見て・考えて・動く」臨機応変な知能ロボット
2023年5月1日
労働人口減少に伴う業務効率化やコンプライアンス順守といった諸課題を背景に、あらゆる業務の自動化がめざましい勢いで進んでいる。
これまで無人倉庫や無人工場といった夢物語のように思われていた世界が、現実の世界として訪れようとしている。
知能ロボットによる自動化ソリューションの提供を手掛けるMujin(滝野一征CEO、東京都江東区)。マーケティング&コミュニケーション部の吉田菜月さんは、同社の製品について、「トラックの荷待ち時間を、効率よく削減していくことに貢献できる」と説明する。
あらかじめ教えた動作を反復する従来の産業用ロボットはこれまで、動作設定に時間を要し、扱うものが多岐にわたる物流倉庫では導入が難しいとされてきた。
しかし、同社が開発した製品は、そんな課題を一掃するのだという。
ロボットの脳にあたる「Mujinコントローラ」には、機械知能の中で同社が独自開発した「MujinMI(Machine Intelligence)」という技術が採用されている。
このMujinコントローラにより、「見て・考えて・動く」臨機応変な知能ロボットを実現。主要ロボットメーカー10社のロボットに接続することができ、従来のロボットを、「見て・考えて・動く」知能ロボットにすることが可能だ。
「アルゴリズムに基づき最適な経路で移載するので、毎回動きが違う」と吉田さん。従来のロボットにはない滑らかな動きを実現している。
「人材採用面などの諸課題に左右されることなく安定的な稼働、また出荷能力最大70%向上等を実現している事例もある」と説明する。
同技術を導入した積み下ろし、積み付け、ピース品のピッキングを行うMujinRobotや、AGV(無人搬送車)を展開するとともに、これらを連携させた提案も行っている。
「2024年問題」によってますます自動化の機運は高まってきている。業界の大きな課題である人材不足や高まる消費志向により、今後、物流倉庫の自動化は避けられないといえ、こうした臨機応変に動くロボットの活躍に注目が集まっている。
◎関連リンク→ 株式会社MUJIN
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