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物流ニュース
岡山県貨物運送 広島主管支店を移転 沿岸部に6500坪の新拠点
2023年5月19日
岡山県貨物運送(原田和充社長、岡山市北区)は、広島主管支店(広島市中区)と広島西営業所(同西区)を統合し、沿岸部の開発が進む西区観音新町に移転。5月8日にリニューアルオープン。
笹原直之支店長は「築50年以上で古く手狭のため移転を決めた。統合で営業エリアは、東区と安芸区を除く同市全域になり、平日1日で700トン超を扱う支店へと生まれ変わる」と話す。
新拠点は、現支店の2倍の約6500坪。事務所、ターミナル、一時保管庫がひと続きになった施設は鉄骨造で延べ床面積は約3350坪。バースは南北2面で中型車は56台、大型車は20台接車できる。一部にシャッターを付け、沿岸特有の強風や台風に備える。大型車30台分の駐車場も確保した。
約630坪の一時保管庫は今後、営業倉庫として登録予定。4階建ての事務所棟は休憩室(別に女性専用室あり)、14の個室仮眠室、28戸の独身寮を配置した。また、旧支店の近くにあった関連会社のマルケー自動車整備(4レーン設置)も移転。敷地内で、家電リサイクルの指定引き取り業務も継続する。
広島湾沿いを走る広島高速3号の吉島ICから3km、山陽道の五日市、廿日市両ICから各10キロの立地で、現在の事業所からアクセスは変わらない。なお、中区の土地、建物は別業種の法人に売却。営業所は賃借物件のため、統合後に契約を終了する。
原田社長は「輸送効率化や働き方改革の観点で、いずれ新拠点に近隣のハブ機能を持たせたい」と展望する。4月12日の竣工式で遠藤俊夫会長は、「全国で施設が老朽化しており改修が必要な時期だが、今回のリニューアルをその足掛かりとしたい」と話した。
◎関連リンク→ 岡山県貨物運送株式会社
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