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物流ニュース
広島G7サミットで交通規制 山陽道本郷IC~玖珂ICなど
2023年4月30日
広島市での開催を1か月後に控えたG7サミットでは、各国首脳の移動に伴って山陽道や市内の国道などで大規模な交通規制が予定されており、特にトラックの運行に影響することが懸念される。
サミットは、広島湾に面する「グランドプリンスホテル広島」(同市南区)が会場。交通規制は開催日に前後1日を加えた5月18日から22日の5日間にわたって実施する。
交通規制が予定される高速道路は、山陽道・本郷IC(広島県三原市)~玖珂IC(山口県岩国市)をはじめ、広島道・広島JCT~西風新都ICや、広島市内と近隣市町を結ぶ広島高速1~3号、広島呉道路、海田大橋。
山陽道の迂回路として中国道が挙げられているが渋滞に加えて、山間部でカーブが連続する区間が多く、普段走らないドライバーは注意が必要だ。山陽道と並走する国道2号への迂回も可能だが、同市中心部の一部でも規制予定の区間があり、ここでも大規模渋滞が予想される。
県警によると、一般道は要人が移動を開始する前に通行経路と周辺を規制し、通過後に解除する。一人の移動に係る規制時間は15分程度が目安で、車列が続けば1時間以上の規制になる可能性があるという。高速、一般道共に、同17日から翌日の規制区間と時間帯をHPで、同18日から規制開始、解除など当日のリアルタイム情報を公式ツイッターでそれぞれ発信する。
なお、県警はトラックなど業務用車両の運行時間を変更する場合には午前0時から6時を推奨すると広報しているが、割増賃金や高速料金など深夜の労働で発生する費用の負担や、トレーラの通行経路の変更など運送事業者だけでは解決できない問題も多くある。
これらの物流の混乱を最小限に抑えるため、広ト協は12日に地元の荷主団体に交通量の抑制や分散の協力を要望した。
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