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物流ニュース
ロジコム・アイ コスト改善へフルトレーラ導入
2023年5月31日
【広島】「九州方面から本州への荷物の変化への対応としてフルトレーラを導入した」と話すのは、ロジコム・アイ(広島市東区)の小林雄社長。3年前、全国の拠点に先駆けて北九州営業所(福岡県京都郡苅田町)に2台のフルトレーラを導入した。来年までに各地の営業所へ入れる計画も進んでいる。
「顧客にとって、物流コストの改善は終わりのない課題。運送事業者として、一つの対策を提案できると考えて導入した経緯もある」という。社内的にも人件費や高騰が続く燃料費の削減を考えるとメリットは大きい。
同営業所では導入に際して、実務者、監督者の6人がけん引免許を取得した。なお、全ドライバーのうち、けん引免許を持っているのは20%ほどだというが、「今後を見据えて、ドライバーだけでなく監督する立場の者にも、取得を促している」と話す。また、専用の教育メニューを作った。より専門的な内容で、研修を行っている。
「物流コスト改善にどう貢献するかが課題だったが、結果として新しい荷物につながった。容積ありきで次の仕事を考えてもらえることは大きい」と評価。今夏には福岡営業所(宮若市)に導入を控えているほか、来年にかけて各営業所に満遍なく配置する計画だという。
小林社長は、「当面はダブル連結車両を増やそうと思う。自動運転車両もいち早く導入できるよう準備を整えている。ドライバーの抵抗感を無くすことを目的に、レベル2の車両を入れているのも、その一つ。市場の動向を注視して、柔軟に対応していきたい」と話す。
◎関連リンク→ 株式会社ロジコム
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