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物流ニュース
アイユーシー 「ありがとうキャンペーン」展開
2023年6月28日
アイユーシー(古川賢一社長、東京都杉並区)は、安全への取り組みの一環として、「ありがとうキャンペーン」を展開している。道路上で歩行者に道を譲るなど、「ありがとう」と言われる行動をとることで、安全運転や社会貢献に関する意識を高めることを目的としている。
キャンペーンは同社の平塚流通センター(神奈川県平塚市)を皮切りに3月からスタート。1か月間に3回以上「ありがとう」と言ってもらえた配送員にはクオカードを贈呈している。初回となった3月は半月ほどの期間だったものの、すでに半数以上のドライバーが規定回数を達成した。同センターの青山繁行所長は「4月は全員がもらってくださいと発破をかけている」と話す。
ドライブレコーダーでの確認は可能としつつも、基本的にはドライバーの自己申告で実施。言葉をかけられなくても、譲った際に会釈をされたり、手をあげるなど謝意を示してもらえた場合はカウントの対象。同所長は「横断歩道の前で停まることは法律で決まっていること。しかし、なかなか浸透していないことも事実」と指摘。キャンペーンをきっかけとして「それが当たり前になれば」と期待を寄せている。
対象となっているのは公道上だけではない。大手コンビニなど、配送先の店舗も対象となる。「本当の目的はそこにあると自分は考えている」と同所長。来店するエンドユーザーは配送を担う同社にとっても大事な顧客。同所長は「お店のお客様に感謝の気持ちを伝えることで、お客様からもありがとうと言ってもらえる。それが一番求めているところ」と話す。
ドライバーの意識にも変化が芽生えており、規定回数を達成後も報告を続けるドライバーもいるなど、ポジティブな影響が現れている。
同センターで配送員を務める蜂巣孝さんもその一人だ。キャンペーンに参加する中で、「どうすれば、ありがとうと言ってもらえるのか考えるように意識がついてきた」と語る。キャンペーンを通じて、配送員一人ひとりが普段の運転の仕方や配送先での対応など、改めて考えるきっかけとなっている。◎関連リンク→ アイユーシー株式会社
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