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物流ニュース
全ト協 経営分析報告書令和3年度決算版をとりまとめ
2023年6月6日
全ト協では「経営分析報告書令和3年度決算版」をとりまとめ、5月25日付でホームページに掲載した。
全ト協では、この報告書を平成4年度から発行しており、今回で31回目。全国の事業者2826者(有効数)から提出された令和3年度決算(令和2年10月から令和4年8月)の「一般貨物自動車運送事業報告書」について、決算内容を分析したもの。
本年度の対象期間において、営業収益(貨物運送事業収入)は1者平均2億4320万円で、前年度比4.8%の増加となったが、貨物運送事業における営業損益は▲0.9%と前年度比0.5ポイント悪化、経常損益は0.6%と0.4ポイント悪化した。営業損益段階における黒字事業者の割合は39%(1111者)で、経常損益段階の黒字事業者の割合は54%(1519者)となった。
なお、車両10台以下の区分では65%が営業赤字、46%が経常赤字となった。
令和4年度は経済活動の回復とともに、貨物輸送量は堅調に推移し、営業収益は前年度比4.8%増加したものの、燃料価格が高騰、高止まりしたことが影響し、営業損益、経常損益ともに悪化した。コロナ禍での業績回復は大規模事業者が中心で、中小規模事業者の業績回復力は依然として鈍く、厳しい状況が継続している。コロナ禍における業績回復は事業規模による格差が大きいと分析している。
また5月24日付のホームページで、小学校の学習指導要領(5年社会科)の「運輸」の項目に沿い、トラック輸送をテーマにしたオリジナル教材(映像15分程度、冊子)を制作した。
◎関連リンク→ 公益社団法人全日本トラック協会
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