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物流ニュース
大和ハウス工業 「DPL流山プロジェクト」完成を発表
2023年6月8日
大和ハウス工業は2016年に着工した「DPL流山Ⅰ」(2018年竣工)から全4棟の物流施設「DPL流山プロジェクト」として千葉県流山市の開発を進めてきたが、4月28日に4棟目の「DPL流山Ⅱ」が竣工したことから、5月24日、同プロジェクトの完成を発表した。
同プロジェクトについて大和ハウス工業では「当施設が建つエリアの以前の用途は『第1種農地』だったが、流山市をはじめとしたさまざまな関係者の協力を得て、当社最大の物流タウンとしての開発が決定し、地元の皆様と共に地域共生活動を推進する施設としてスタートした」とし、「流山市は都心に近く、働き手も多い地域。アパレル関係やEC事業者の入居が想定されたため、ロボット化やオートメーション化の採用も可能なようにワンフロアの面積を広く取る施設計画とした。結果としてアパレルやEC事業者などの入居が多く、物流タウンとしての規模の大きさと周辺の働き手の方を生かした開発が実現した」と話す。
この「DPL流山プロジェクト」の総敷地面積は31万6716平方m、総延べ床面積は73万7346平方m(東京ドーム約15個分)あり、常磐自動車道「流山インターチェンジ」からも約2.5km(DPL流山Ⅳまでの距離)と近く、首都圏から東日本全域までアクセスできる場所に位置し、空路「成田国際空港」「東京国際空港(羽田空港)」、海路「東京港」へのアクセスも可能で国内外への物流をカバーできる立地にある。
同物流施設内には従業員の働き方改革の支援として、テナント企業の従業員専用の保育施設やドライバーステーション、カフェテリアなどを完備するほか、免震システムの採用や非常用発電機や防災備蓄倉庫、マンホールトイレの設置などBCP対応として防災にも配慮。全棟に太陽光発電システムを搭載し、環境にも配慮。また、「4棟の物流施設の随所に「『クラ並木ゾーン』や『ツツジ・メタセコイア並木ゾーン』などを設けて4棟の一体感をだし、四季を通して花や草木を楽しめるよう植栽にもこだわっている」という。さらに同社と流山市では災害協定を締結、地域の子ども食堂とも連携し、地域との共生に向けた取り組みも行っている。
◎関連リンク→ 大和ハウス工業株式会社
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