-
物流ニュース
JELLYFISH 留学生の受け入れ先を募集
2013年11月22日
日本へ留学を希望する海外の学生を日本国内の日本語学校に紹介する事業を展開するJELLYFISH(東京都品川区)では、ベトナム、中国、フィリピンなどからの留学生アルバイトの受け入れ先となる関東圏の物流企業を広く募集している。
東京オリンピックの開催が決まり、労働力不足の加速が予想されるなか、大手宅配会社では既に同社の紹介を受けて留学生を受け入れているという。取締役の長尾賢治氏に話を聞いた。
紹介費用は
日本でのアルバイト先を紹介できるということは、留学希望者への強力なPRにつながるため、紹介料などは一切いただいていない。企業側に安心して雇用いただけるように、事前研修や通訳が同行しての面接、マニュアルの翻訳、就業後のフォローなども可能な範囲で行っている。
日本語の能力は
大半の学生はひらがなの読み書きはできるが、漢字の読み書きと難しい単語は理解できない。 会話能力はあいさつと簡単な自己紹介ができるくらいで日常会話レベル以下。
可能な作業は
倉庫内の仕分けや荷積み・荷下ろしなど、同じ作業の繰り返しが向いている。紹介先のなかにはハンディターミナルを使っている現場もあるが、単純作業であれば2日ぐらいで慣れるようだ。
紹介人数は
サポート面を考えると、できれば10人以上で受け入れてほしい。日本語で意思疎通のできる留学生を含めた1チームとして紹介することもできる。
法的な問題は
日本に在留する外国人は、それぞれの在留資格に定められた活動しかできないが、 あらかじめ資格外活動の許可を受けた場合は、留学生であっても週28時間、夏休みなどの休業中は1日8時間まで収益活動を行うことができる。 当社が紹介する学生は全て許可を取得している。
働ける期間は
日本語学校の在籍期間は最短1年3か月で最長2年。卒業後は日本の専門学校や大学に進学する生徒が大半で、日本にいる間は継続して働きたいという学生が多い。
企業側の評価は
離職率が5%程度と低く、なかには、その辛抱強さと「日本人のアルバイト以上に一生懸命働く」ということで、採用人数を増やしている会社もある。
物流業界での導入実績は
現在、大手宅配会社2社で、100人単位で受け入れてもらっている。倉庫や物流センターで人材不足に悩まれている会社があれば、ぜひ、声を掛けてほしい。
◎関連リンク→ 株式会社JERRYFISHこの記事へのコメント
-
-
-
-
「物流ニュース」の 月別記事一覧
-
「物流ニュース」の新着記事
-
物流メルマガ