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物流ニュース
運輸・交通SAS対策支援センター 半期で昨年の実績クリア
2013年11月1日
運輸・交通SAS対策支援センター(高橋榮一理事長)は、平成25年度上期の状況を説明した。
25年度のスクリーニング検査人数について高橋理事長は、「年間目標は1万4000人だが、4月から9月までの上半期だけで1万2000人弱に検査を受けていただいた。半年間で昨年の実績をクリアできたということになる。来年3月末までの目標達成はメドがついたと言っても良いだろう」と語った。
申し込み増加の理由の一つとして、全ト協の検査費用の助成受付開始が例年では6月からだったのに対し、今年は4月から開始したことを挙げた。さらに、大きな事故が続き「SAS(睡眠時無呼吸症候群)の症状や体に与えるダメージなど、マスコミに多く取り上げられた」ことを挙げ、脳卒中などの生活習慣病を引き起こす原因として注目されたことも要因と考えられる。
スクリーニングの結果、精密検査を必要とするDまたはE判定は、24年度実績で中程度のDが8.3%、重症のEが2.7%と、約1割強に問題があった。
高橋理事長は「米国のトラックドライバーのうち、SAS患者の事故率は非患者の6倍、一般人でも3倍というデータがある。睡眠中の酸素不足は生活習慣病を誘因しやすい。自分がSASでないかを確認するために、一日も早くスクリーニング検査を受けていただきたい」と述べた。
◎関連リンク→ 一般財団法人運輸・交通SAS対策支援センターこの記事へのコメント
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