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物流ニュース
JILS 全国大会で取り組み指針を解説
2013年11月28日
JILS(西田厚聰会長)は10月22、23の2日間、「ロジスティクス全国大会2013」を開催した。
22日には実行委員長を務める東京海洋大学大学院の苦瀬博仁教授があいさつ。JILSの徳田雅人専務も将来のロジスティクスのあるべき姿を提示し、実現するための取り組み指針を示すために作成した「ロジスティクスコンセプト2020」について解説した。
基調講演では、イトーヨーカ堂社長の亀井淳氏が「イトーヨーカ堂の経営戦略について〜小売業は、社会を支える〝第六のインフラ〟」について講演。「これからはスマートフォンなどによって自宅の冷蔵庫の中身の管理や店舗駐車場、レジの空き状況などの情報が簡単にわかるようになるかもしれない」と、IT機器が消費者の生活に与える影響なども予測し、店舗でも店員が在庫管理でIT機器で管理できるような近未来についても語った。
続けて、味の素物流企画部の魚住和宏氏は東日本大震災での被災状況とその後の対策、物流BCPの構築などについて話し、三井倉庫の松川昇業務品質管理部長がコーディネーター役を務め、バンテックの小山彰社長、アデランスの平尾彰敏業務センター部長が自社の物流戦略や改革を紹介した。
23日は、日本通運の佐久間文彦業務部長がコーディネーター役となり、キヤノンの福森恭一ロジスティクス統括部長が自社のロジスティクス戦略を説明。特別講演として楽天の高橋理人常務執行役員が「ネット時代を駆ける楽天の戦略」について講演した。
西田会長がロジスティクス大賞を受賞した3社に賞状と記念品を授与。大賞を受賞したのはTGロジスティクス(愛知県一宮市)、経営革新賞は大塚倉庫(大阪市港区)、物流革新賞は丸和運輸機関(栃木県小山市)。
◎関連リンク→ 社団法人日本ロジスティクスシステム協会この記事へのコメント
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