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物流ニュース
20代ドライバーは6.9% 神ト協アンケート
2014年1月27日
神奈川県内で働くトラックドライバーの年齢構成で、20代の若手は10%以下であることが、神ト協の調査で明らかになった。
神ト協ではこのほど、会員各社のドラバー年齢構成についてアンケート調査を実施。利用専業事業者を除く1689事業所から回答を得た。
合計4万6080人のドライバーの年齢構成は、29歳以下が6.9%、30~39歳が24.4%、40~49歳が37.6%、50~59歳は19.0%、60歳以上は9.0%だった。40歳未満は31.2%、40歳以上は65.6%と、中高年が多いことがわかる。
今回の調査は神ト協として初の試み。県内の事業者を訪ねると「ドライバーが足らない」「募集しても誰も来ない」といった声が相次いでいる。荷動きが活発になってきていることも影響しているのか、ドライバー不足の実感が強くなってきているようだ。
一方で、中型免許の影響で若手不足が指摘されていたが、20代が最も少ないという調査結果は、それを裏付けるものといえる。
事業者の中には50〜60歳代のドライバーがほとんどを占めている会社もあり、十数年後には深刻な人材不足に陥ることは明らかだ。中型免許制度による問題だけでなく、事業者の人材育成に関する戦略の有無も起因する。従業員のほとんどが定年や高齢化による健康問題などで働けなくなり、経営者自身の高齢化で後継者がいないと気付いた時、そこから若手を採用して人材育成することは難しい。
ある事業者は「ドライバーを集めるために仕事内容も選ぶ」という。「パレット積みやカゴ車配送などで週休2日。そういう仕事を探していかないとドライバーを集められない」という。この記事へのコメント
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