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物流ニュース
デリバリーサービス 独自の配車システム活用「顧客満足度と働きやすさ向上」目指す
2023年10月20日
一般貨物自動車運送およびEC物流をメインに首都圏で宅配事業を展開するデリバリーサービス(志村直純社長、東京都府中市)は、SMSとQRコードを活用した配車システムを独自に構築、5月から本格稼働を開始した。
海上コンテナの貨物などは特に荷量の波の上下が大きく、配送事業者泣かせという。その荷量の波に合わせ、協力会社には宅配の車両台数を速やかに準備してもらう必要があるが、確実な必要台数は事前には判明しにくい。
そこで、荷物が溢れそうだな、と予想されるとき、準備しておく手立てがQRコードとSMS配信を活用したシステムという。その方法は、「協力会社の配送車両一台一台と、検品コードをはじめとする細かい登録を事前に済ませておき、QRコードを配布しておく。そして、いざ配送開始となれば、SMSの一斉送信で仕事の招集をかける。SMS配信を受けとった各配送車両のドライバーは、QRコードから荷物情報を受け取り、無駄なくスピーディに配送を開始するという仕組み」と説明する志村社長。
「このシステムのポイントは、SMSを受け取ることができ、QRコードが読み取れる状態にある端末(携帯電話等)であればキャリアや機種、プラットフォームの種類を問わない点。特別なアプリを入れてもらう必要もない」とし、「自社内には社員としてSEが駐在しているため、わずかな修正などは随時行うことができ、現場で少々の変更が発生しても、すぐに柔軟にフィットすることができる」と話す。
この配送部隊への一斉指令を行き届かせるシステムを構築したのは、デリバリーサービスの、この社内SEらで、約2か月前からこのシステムを本格稼働した。志村社長は、「顧客満足度をアップし、社員らが、より働きやすい環境を目指すために、これからも色々と考えて工夫し、実行していきたい」と語る。
◎関連リンク→ デリバリーサービス株式会社
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