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    荷主から営業所開設打診 管理者兼任でスピード対応

    2014年2月18日

     
     
     

     運送事業者が荷主企業から「仕事を任せたいので営業所を開設しないか」といった打診を受けた場合、間接部門の人員が十分ではない中小規模の事業者では、すぐに応じることは難しい。場合によっては社長自ら、または社長の息子などがその立ち上げに掛かり切りになり、既存の拠点の管理が手薄になってしまうケースも少なくない。首都圏に新たな営業所開設を持ちかけられた運送事業者は「管理者の兼任」を行うことで、営業所の素早い立ち上げに成功した。
     首都圏の物流センター内に営業所を持ち、複数の荷主の庫内作業を請け負っている事業者は、「作業員のあいさつやキビキビした動作」「誤出荷の少なさ」といった点を評価され、ある荷主から「近くに営業所を新設するので、お宅に庫内作業と配車、運送を任せたい」との話を受けた。コンペの必要もない荷主からの「指名」だった。


     事業拡大の絶好のチャンスだが、営業所の開設までに、それほど時間がなかったこともあり、人員の確保が問題となった。既存の営業所の作業員やドライバーは、異動と新規採用でメドがつきそうだったが、ネックとなるのは現地に2人しかいない管理者。異動で対応できるほど余裕がなく、短期間で即戦力の新規採用も期待できそうになかったが、それでも同社は二つ返事で営業所の開設をOKした。
     既存の営業所には、所長と配車マンがおり、両者とも運行管理者の資格を持っていた。通常なら新設の営業所に管理者を置くために、2人の管理者を分けて配置しそうなところ。しかし、幸いにも両拠点の距離が近かったこともあり、同社が採ったのは「両営業所で管理者を兼任させる」方法だった。
     所長は両営業所に目を配って全体を管理し、配車マンは新営業所に軸足を置きつつも、既存の営業所の配車も行うことにした。違う荷主の拠点内の管理を同じ人間が行うことで、人員を増やすことはなく、短期間での営業所立ち上げを可能にした。
     その分、管理者が目を配らなければならない項目やエリアが増えたため忙しくなるが、物流の管理まで一括してアウトソーシングできた荷主は喜んでいる。物流品質がこの体制で十分に保てるのかは、今後の事業の進展を見て判断するというが、「スピード感を持って営業所開設にこぎつけることができた。声をかけてくれた荷主の信頼に応えたい」と同事業者は意気込みを見せている。

     
     
     
     
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