【東京】アイユーシー（古川賢一社長、杉並区）は８月２７日、「創業８０周年記念式典」を区内の杉並会館で開催した。

開会にあたり登壇した五十嵐良夫名誉会長は「井口幸三郎氏が創業し、わが社は８０年という歴史のある会社となった」とし、「昭和１８年に法人化し、同３０年代に経理を重要視した初代会長から経理担当者として強い要望を受け、この会社に転職した」と自身の入社の経緯を話し、３代目社長として会社を任された時の思い出を語った。

また、五十嵐名誉会長が４代目社長として会社を託した山内秀夫現会長が入社した経緯も会社の歴史や成長過程とともに話した。

「初代会長から会社を任された時、私は働きながら人を使わなくてはならなかった。最初から経営者という立場ではなかったので、働く人の気持ちがよくわかり、従業員の生活を良くするにはどうすべきかを常に考えられるよう経営理念にも取り入れ、今日の基礎を築いた。それを守ってきたのが山内会長であり、古川社長。こうして永遠に経営理念を守っていってくれると思う」とあいさつした。

続いてあいさつした山内会長は「８０年の歴史の中で、３代目社長の五十嵐名誉会長が一番苦労されたと思う。自分は８０年のうちの５６年を過ごしてきた」として五十嵐名誉会長から話を引き継ぎ、会社の歴史を説明した。

「アイユーシーは多くの従業員とその家族に支えられてきた。今後も従業員とその家族の幸福追求を継続し、１００年、１５０年と存続するよう、一人ひとりが会社の方針を理解いただき、協力と助力をお願いしたい」と述べた。

続けて登壇した、昨年社長に就任した古川社長は、自身の入社時からの３６年間を振り返り、「経営理念の４つの言葉をこれからも継承していき、今後も企業成長と従業員の生活向上、お客様満足度の向上を目指して運営していく。この会社はさらに発展を続けていく。そのためには従業員の皆さんの協力が必要」とし、「基本事項の徹底と安全優先、健康第一で営業の遂行をお願いする」とあいさつした。

乾杯の発声は百瀬優専務が行い、参加者らは賑やかな笑い声とともに食事を楽しんだ。

アトラクションでは豪華景品を取りそろえたビンゴゲーム大会と、五十嵐名誉会長、山内会長、古川社長の３者に対戦するじゃんけん大会で大いに盛り上がった。

式典の最後には、トップ３者に対し、従業員らがサプライズで用意した感謝状と記念品が手渡され、盛大裡に式は終了した。

◎関連リンク→　アイユーシー株式会社