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物流ニュース
片岡オート 世界初デコトラはしご車、主催イベントも企画
2023年10月19日
中古車、中古パーツの販売やボディー加工・載せ替えのほか「トラボディ」「古物台帳クラウド」など、世の中を便利にするアプリの開発も手掛ける片岡オート(スルタン マハムード社長、兵庫県三木市)。同社は今年2月、長野県にあった消防はしご車(民間払い下げ)を中古車のオークションで購入。取締役の片岡憲彦氏が情熱を注ぎ込み、「世界初のデコトラはしご車」を完成させた。
1995年式スーパージャイロラダー(日野製)の車両総重量は18.4トンで、長さ10.6m、幅2.49m、高さ3.59m。排気量は2万780㏄(V8)で、デコトラサウンドを奏でるためにマフラーを加工。外観は日中よりも、電飾を取り付けたタイヤ周辺やはしご部分が華やかさを演出する夜間が圧巻。はしご部分は最長で30mまで伸ばせる。
「世界初ということもあり、各メーカーとのコラボを積極的に進めている」と片岡氏。すでにトピー実業のメッキホイールを履き、車体のステッカーも存在感を示している。現在はタイヤやシートの製造会社とも話を進めているが「さらにコラボ先を増やしていきたい」という。
4月の大阪を皮切りに福井、石川、兵庫で企画されたデコトライベントに出動。この先も滋賀で開かれる「赤祭り」(赤い車とバイクが集結)や、静岡の商用車ミーティングに顔を出すという。
一方、同社にとって初の主催となるイベントがこのほど「メッセみき」(三木市)で開かれた。人気ユーチューバーで、現在は沖縄を拠点にする〝せやろがいおじさん〟を招いたトークショーも用意し、先の台風で甚大な被害を受けた沖縄復興チャリティーとして当日の収益金を同県に寄付する企画。
当日は実際の運転体験も可能で、「通常の走行で震度4のイメージ」(同氏)という運転席の凄まじい揺れを体感。ヘルメットとハーネスを装着し、バケットに乗れば地上30mの世界へ(試乗は約12㍍まで)。「漫画の世界にしかないような車。声を掛けてもらったらイベント会場などに出動するほか、レンタルもやっている」と、より多くのファンに見てもらいたい考えだ。
◎関連リンク→ 株式会社片岡オート
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