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物流ニュース
アットライン ドライバー紹介事業を開始
2014年3月4日
物流系の人材派遣・人材紹介事業を展開するアットライン(大阪市北区)は、ドライバーに特化した人材紹介サービス「ドライバーズNAVI」を3月上旬から本格的にスタートさせる。東京支社の吉村俊明統括部長に話を聞いた。
同社では、飲料業界向けに、配送車両の駐禁対策の横乗りスタッフとして「ドライバーアシスタント」を派遣。「事業を開始した7年前から継続的に求人をかけているが、ドライバーが自販機の補充中に車両の移動を求められることもあるため、募集条件は中型免許以上の免許保有者」。結果、「30代、40代を中心とする8000人を超える登録者の全員が旧普通免許や中型免許を保有している」とし、「なかには大型や、けん引免許を持っている登録者もいる」。
深刻なドライバー不足が運送業界を悩ませているいま、同社では、この「財産」を有効活用するサービスとして1月からドライバーの紹介事業を試験的に開始。「正社員としてドライバー職を希望する登録者と、人材に悩む運送事業者双方に情報を発信し、マッチングを行う」というもの。
形態は紹介または紹介予定派遣で、採用決定時の紹介料は予定年収の20〜30%を想定。「すぐに辞められるのではないか」という運送事業者側の不安を軽減するため返金規定を設けており、入社から1か月での退職は80%、同3か月まででは50%返金される。
吉村部長は、「派遣の『ドライバーアシスタント』から、正規雇用のプロドライバーへのステップアップを希望する登録者は少なくない。中型免許を持っているということは、採用する運送事業者側にとってもメリットが大きいはず」と改めて訴える。
同社では、専用HPを設け、新規の登録者も増やしている。「現状では1日2人のペースで増えているが、ゆくゆくは月間で50人ぐらいのペースにしたい」と展望。「『人ありき』の事業なので、まずは登録者数を増やすことに注力したい。そうすれば企業側とのマッチング率も高まる」と期待を込める。
3月から本格的にスタートすることについて、「当面は1都3県で展開していく。採用にお困りの際は、ぜひ、活用してほしい」と語る。
◎関連リンク→ 株式会社アットラインこの記事へのコメント
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