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    ドラレコで安全教育 3台に1台以上未装着

    2014年4月3日

     
     
     

     「これで大丈夫」という決め手がないだけに、運送会社は安全教育を続けなければならない。最新のドライブレコーダーを使った安全教育や、運送会社以外の「ドライバー」を持つ会社の安全教育などを調べてみた。
     現在、主流になりつつあるのが、ドライブレコーダーを使った安全教育だ。ドラレコの普及については国交省や警察庁も力を入れており、各ト協でも「会員の全車両にドラレコを装着させたい」という声をよく耳にする。


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     ドラレコを活用した「効果的 交通安全教育手法に関する調査研究委員会」が出したマニュアルによると、「ドラレコを搭載して6か月以上運行したタクシー事業者24社を対象に、第1当事者となる人身事故の事故率の変化を調べたところ、50%以上減少した会社が8社、20~30%の減少が5社の順になっており、減少しなかった会社は4社だった」という。
     また、警察庁でも「記録された映像を見ることで、運転者がヒヤリハットや交通事故を起こしやすい運転行動を振り返って客観的に確認することができる。これにより、運転者は自身の好ましくない運転特性を把握し、その反省を生かして安全運転に対する意識を向上させることができる」と評価している。
     全ト協の「ドライブレコーダーの導入効果に関する調査(平成24年)」によると、全保有車両に対する装着率は63.5%。平成15年ごろから装着する事業者が出てきて、約10年間でここまで普及した。しかし、逆に言えば、「まだ3台に1台以上のトラックが装着していない状況」とも言える。
     「ドラレコの普及台数を早急に現状の10倍となる500万台規模に、更に10年後には国内自動車の半分に普及すること」をめざしているドライブレコーダー協議会では、「トラックにどれだけ利用されているかという数字は把握していない。メーカー側が発表したくないという意向も大きいようだ。ただ、導入すれば必ず交通事故が減るというものではなく、どのように運用するかにかかっていると思う」と話している。
     また、運送事業者以外の「ドライバー」を使った安全教育を見てみたい。「安全への意識を高めるには、過去の教訓を生かすことが大事」と話すのは、愛知県内の大手通信建設会社。同社では、電気通信設備の工事で必要な電柱を運ぶ業務などをしており、4トン、10トンのユニック車など計10台所有。ユニック車を利用する際、敷板忘れ防止対策を半年前から実施している。アウトリガーの部分と操作レバー部分に「敷板は良いか」と書かれたステッカーを張り、指差し呼称で確認をしている。
     この取り組みは、過去に敷板を敷き忘れた経験を教訓にしたもの。担当者は「過ちを二度と繰り返さないために改善策は必要。情報を共有するために、ドライバーに安全対策として徹底している」と話す。
     安全確認への試みは、ドライバーへの運転教育にも生かされている。あるドライバーは、サイドブレーキをかけ忘れる習性がある。事故防止のため、腰に付けたカナビラにヒモをくくり付け、もう一方を固定したうえで、座席を降りる際に体に負荷を与えることでサイドブレーキ忘れを防止する。
     また、情報通信エンジニア業界内で標語を定期的に募集し、「あせる作業に ひと呼吸」「指差し呼称で 安全確認」など選ばれた作品を事業所内に掲げ、安全への意識を高めている。
     運送会社の数だけ「安全教育」の方法があるかもしれないが、常に「よりいい教育方法」を模索することが大切だ。

     
     
     
     
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