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    久々の忘年会で「和」

    2014年1月25日

     
     
     

     すべてのドライバーを同時に休ませることが難しい近年のトラック運送事業にとって、旅行や懇親会といった社内交流のイベントは縁遠くなるばかりだが、飲酒運転が社会問題となるなかでは、手軽だったはずの〝飲み会〟さえも計画できなくなったのが実情だ。
     昨年の12月29日が仕事納めとなった岡山県の運送会社。「仕事は前日に終わっていたが、その日は午前中を使って事務所周りの掃除や洗車。いったん自宅に戻り、再び夜に集合という格好になった」と社長。


     忘年会は「本当に久しぶりだった」という同社。内勤の女性社員が自動車でドライバー宅を回り、みんなを居酒屋へと運んだのは念を入れた飲酒対策だったようだ。
     「それは強制ですか?」「残業代は出ますか?」と、社内の親ぼくイベントを好まない若手ドライバーも少なくないといわれる昨今だが、同社の場合は「それまで完全に〝浮いた存在〟だった気難しい年配ドライバーと、同じく年配で我の強い2人が打ち解けた」という。
     周りの様子に関係なく、自分の仕事が終われば帰る…というスタイルを改め、「作業が終わっていない同僚を手伝うようになった」と、欠けていた職場の和が生まれたことに感動しきりだ。

     
     
     
     

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