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    全ト協青年部会 全国大会に730人が集結

    2014年2月24日

     
     
     

     全ト協青年部会(佐久間恒好部会長)は2月21日、全国大会を開催。昨年4月にオフィシャル組織となって初の大会に、全国から730人の青年部員が集結した。
     研修会のテーマは「今こそ団結 ひとつの力へ」。佐久間部会長は「22年間、勉強会を中心に築き上げてきたヒューマンネットワークに加え、青年部会となった今、トラック運送事業の発展のための新たな役割を頂いた」と話し、中型免許問題では、警察庁からヒアリングがあり、会員の協力のもと、18歳から免許を取得しても問題がないということを裏付けるデータを集め、提出したことを報告。「こうして業界の最前線で活躍できるようになったのも、22年間の歴史があったからこそ。国民や行政に対してしっかりとアピールしていきたい」と決意を示した。


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     星野良三会長は、昨年末から規制緩和などの意見集約に関する青年部会の尽力に対して深く敬意を表すとともに、平成26年度は、人材の「採用」「教育」「能力開発」に力を入れることを表明。「若い人たちにとって魅力ある業界にすべく、業界の明日を担う青年部会の皆さんの行動力が必要。大いに期待している」とエールを送った。
     「青年経営者等による先進的な事業取組に対する顕彰」では、申請のあった6事業者の中から、秋ト協青年部会と道前運送(愛媛県)の2者が受賞。星野会長から賞状および目録が贈呈された。
     秋ト協青年部会は、平成11年から159の県内小学校で小学5年生の社会科の授業に全面的に協力し、「社会科物流交流授業」を行い、業界の重要性や仕事そのものに重点を置いた内容が評価されている。
     道前運送は、社員教育カリキュラムを確立。他社との差別化を図るため、「運送業=サービス業=人づくり」に主眼を置いた社員心得などを作成し、全社員に教育を徹底。燃費向上、事故減少だけでなく、社員の意識向上、顧客満足度の向上が見られたという。
     平成25年度の活動報告および青年部会設立初年度にあたって佐久間部会長は、前身の「全国物流青年経営者中央研修会」時代から取り組んできた東日本大震災で被災された方々への支援について、「昨年は東京ドームの巨人開幕戦に162人を招待しているが、皆さまの温かい支援のおかげで今年も4月1日に楽天koboスタジアム宮城での楽天開幕戦に120人を招待できる」と感謝の意を表した上で、「少しでも被災地の方々の癒しとなってほしい。また、皆さまからト協に対しお褒めの言葉をいただけるような取り組みとしたい」と話した。
     今後の鍵として「全国の各地域の部会長」の存在を挙げた。「部会長と中央が太いパイプでつながり、部会長から各都道府県に落とし込んでいただく。これからの全日本のステージで一番重要なこと」と強調。「支部、都道府県、全国で出来ることはそれぞれ違う。一つひとつ形にしていきたい」と述べた。
     そのほか研修会では、両備グループCEOの小嶋光信氏が「たま駅長に学ぶ、忠恕の経営」をテーマに講演。研修会終了後には交流会が執り行われ、佐久間部会長は「一昨日の大雪の対応に追われ、出席できなかった方がいる。それでも、中央の思いを県に持ち帰りたいと事務局の方が代わりに出席している地域もある。この熱い思いを、物流の大切さをもっと多くの方に伝えていきたい」と話した。
    ◎関連リンク→ 公益社団法人全日本トラック協会

     
     
     
     

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