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物流ニュース
物流連 「モーダルシフト取り組み優良事業者公表・表彰制度」表彰式
2024年1月24日
日本物流団体連合会(物流連、真貝康一会長=写真左)は11月21日、都内ホテルで令和5年度「モーダルシフト取り組み優良事業者公表・表彰制度」受賞者の表彰式を執り行った。
モーダルシフト最優良事業者賞(大賞)は、佐川急便の「飛脚JR貨物コンテナ便」と、全国通運の「卸売業者、小売業者と連携した鉄道貨物輸送への転換」の2社が受賞。
佐川急便は、全国約2万6000人のセールスドライバーがトラックだけでなく鉄道コンテナの貸切営業も行うことで鉄道を使用したことがない中小企業も含め、様々な客層に販路を広げている点が高く評価された。
全国通運は、卸売業者と複数の小売業者とが連携して小口配送していた商品を集約し、元来鉄道輸送を行っていなかった商品も輸送できるようにした。これにより環境負荷低減だけでなく、農林水産物・食品等における持続可能な物流に大きく貢献した点が高く評価された。
表彰式では、選定委員会の竹内健蔵委員長(東京女子大学教授)が公表を述べ、大賞に続く「モーダルシフト取り組み優良事業者賞」では「実行部門」で2社、「改善部門」は該当なし、「新規開拓部門」で4社、「有効活用部門」で2社が受賞。表彰者には表彰盾が贈られた。
モーダルシフト取り組み優良事業者賞受賞者は次の通り。
▽①実行部門=山九(全社的な幹線区間の輸送において鉄道・海運の利用比率が40%超を達成)/日本通運(全社的な幹線区間の輸送において鉄道・海運の利用比率が40%超を達成)
▽②改善部門 =該当なし
▽③新規開拓部門=SBS東芝ロジスティクス(照明機器輸送の鉄道モーダルシフトを実現)/NRS(化学製品の中距離鉄道輸送へのモーダルシフトを実現)/タイセイ(氷菓の鉄道モーダルシフトを実現)/日本通運(小型家電・家具製品等の海上モーダルシフトを実現)
▽④有効活用部門=山九(3社の海上輸送へのモーダルシフトを実現)/丸和通運(紙製品の鉄道モーダルシフトを実現)
また同日、「令和5年度事業報告(4月~10月)の概要」についての記者会見も行った。
◎関連リンク→ 一般社団法人日本物流団体連合会
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