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物流ニュース
業界と提携する安城自動車学校 実践的な研修で無事故に貢献
2014年5月30日
「自動車学校らしくない自動車学校」を目指すのは、県下でもトップ10の規模を誇る安城自動車学校(愛知県安城市)の石原慧子社長だ。
同社は、「待ちの営業」から脱却し、独自の経営スタイルで様々な分野から注目されている。「少子高齢化で少ないパイを取り合うことは本意ではない。『安城市を日本一事故の少ない市町村にしたい』という基本理念を軸に事業を展開している」と石原社長は話す。
日頃の取り組みが評価され、経産省が主催する「おもてなし企業選」として受賞した全国28社のうちの一つとして表彰された。また、受賞企業の最年少経営者としても注目された。
同社長は、運送会社の社会的役割を重要視し、積極的に交流・連携を深めている。全国的に見ても自動車学校として、企業向け交通安全研修やコンサルタント業務に着手するのは稀なケース。産業カウンセラーなどの専門的な知識を採り入れ、交通心理学に基づいた、より現実的な安全運転の指導や企業の要望・相談に応じた研修プログラムを実施。運送会社はもちろん、大手自動車部品メーカー、ハウスメーカー、信用金庫など幅広く支持されている。
研修前には必ず、同社長自らが企業へ訪問する。「会社の雰囲気をつかむことが大切。そこから抱えている悩みや問題点が見えてくる」と話す。
6月には「プロドライバー1日研修」を同学校で開催する予定だ。東海流通システム(弥富市)と共同開発したトラック研修プログラムで、自社車両の持ち込み制度を設け、より実践的な研修を目指している。「見学も可能なので、経営幹部や現場リーダーの方にも来てもらいたい」と呼びかける。
「運送業界が抱えている問題は、社会全体の問題と捉えている。安全運転を通して、運送業界のイメージアップの一助になれたら。事故のない交通社会を作るのが使命」と力強く語る。
◎関連リンク→ 株式会社安城自動車学校この記事へのコメント
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