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物流ニュース
AZ-COM丸和ホールディングス 霞ヶ浦周辺でドローン配送試験を実施
2024年2月5日
【埼玉】AZ-COM丸和ホールディングス(和佐見勝社長、吉川市)は12月29日、茨城県かすみがうら市、美浦村、行方市の協力を得て、霞ヶ浦周辺でドローンを活用した公開配送試験を11月25、26日の両日で実施したと発表した。
今回の試験は、国交省が進めるドローンなどを活用したラストワンマイル配送実証事業として実施。同社、そのグループ会社でデータ保管やBPOサービスを提供するアズコムデータセキュリティ、環境ビジネスやロボット関連業務を展開するeロボティクス茨城などが連携して取り組んだ。
同社によると、霞ヶ浦付近にはキャンプ場や公園、休憩所などが点在。一方で、スーパーやコンビニ、ファストフード店などが少なく、キャンパーやサイクリストなどレジャー客にとって不便があるという。これまで霞ヶ浦周辺での配送手段は乗用車がメインだったが、霞ヶ浦の湖上をドローンで横断することにより、配達時間の大幅な短縮が期待される。陸上で待ち構える自動ロボットによる配送も組み合わせることで利便性の向上につながるという。
実証1日目は、美浦村・大山~行方市・天王崎公園のルートで往復配送を実施。往路では、美浦村から行方市天王崎公園まで約8.9kmを、ドローンを用いてカレー8食分を配送。到着後は自動配送用UGVがキャンパーの元まで運搬した。復路では行方市特産のさつまいもを使った焼き芋を届けた。
同社は「今回の実証と同様の配送手段を国交省が進める『手ぶら観光』にも活用し、インバウンド需要を見据えた旅行市場の拡大への貢献も目指していく」としている。
◎関連リンク→ AZ―COM丸和ホールディングス
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