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物流ニュース
JILS 新年記者発表会を開催
2024年1月31日
日本ロジスティクスシステム協会(JILS、大橋徹二会長、東京都港区)は1月26日、新年記者発表会と新春講演会、賀詞交歓会を経団連会館で行った。
大橋会長は2024年問題が4月から始まることに対し「サプライチェーンに関わるあらゆるプレイヤーが協力し、商慣行の見直し、物流の効率化そして行動変容を進めていくことが重要であり、同時にSDGsに象徴される持続可能な社会を実現する必要がある」とし、「産業構造の変容と企業連携の見地から2024年の活動方針として①次代の物流システム構築と持続可能な社会の実現②人的資本経営の推進と企業価値向上③LX(ロジスティクストランスフォーメーション)による全体最適の実現の3つを掲げる」とした。
①はトラックドライバーと物流に従事する関係者の労働時間と賃金を含めた労働環境の改善が重要な課題で、併せてカーボンニュートラル、温室効果ガスやフードロスの削減を意識して展開することが重要で、②はロジスティクスが「経営的課題を解決する非常に強力な手段として認識され、経営戦略の一つとしての地位を確立するために財務面かの有効性を示すことが重要で、ロジスティクス分野のKPI(重要な経営評価指標)やROA(総資産利益率)、ROE(自己資本利益率)等の経営指標に与える影響を実証することを目指す。
③は物流施設の自動化、機械化の推進による省人化・省力化は重要な取り組み課題であり、テクノロジーの活用とDXを推進することと話し、今年9月に東京ビッグサイトで開催する「国際物流総合展」についても紹介した。賀詞交歓会に先駆けて行われた新春講演会は立教大学の首藤若菜教授を講師に迎え、「新春に想う~人手不足時代、何が求められるのか~」をテーマに講演を行った。
◎関連リンク→ 公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会
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