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物流ニュース
十ト協 天然ガス充填所の新設に期待、CNG車のメリットなど啓蒙
2014年6月24日
北海道内のトラック運送業界で関心が高まっている問題の一つに「十勝地区での天然ガス充填所の新設」がある。これまでCNG車を使いたくても使えなかった地元の事業者に加え、十勝に向かう他の地方の事業者にとってもCNG車で運行するという選択肢が増えるため、北海道全体でCNG車増加の起爆剤になると業界では大きな期待が向けられている。
十ト協の奥野一男専務は「ト協役員の働きかけが奏功し、昨年後半あたりから地元の市役所、商工会議所に充填所設置の必要性について理解を得られるようになった。少し前まで、そのような機運はなかったが、今は各団体などを巻き込んで協力を得ることで、設置に向けた取り組みを進めていきたい」と語る。
ただ、問題は天然ガスの価格で、「安くなければ普及は難しい。どの程度の価格で使えるのか、また、トラックの耐久性や信頼性がどのようなものかという点はまだ会員には伝えることができずにいる。スタンド設置の準備と同時並行で詰めていかなければならない。CNG車のメリット・デメリットを含め、これから会員に啓蒙をしていきたい」と話す。
沢本輝之会長も総会の場で「十勝に充填所ができれば、ほぼCNGトラックでの運行が全道を網羅できるようになる。ト協、市役所、商工会議所のいずれも『充填所が欲しい』という点で一致している。希望的観測だが、今年度中には一定の方向付けをし、来年度にはスタンド建設に着手するところまでもっていきたい」と述べ、改めて決意を示した。この記事へのコメント
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