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物流ニュース
商船三井さんふらわあ 労働時間規制で増える問い合わせ
2024年4月2日
モーダルシフトへの注目が集まっている中、商船三井さんふらわあ(牛奥博俊社長、東京都千代田区)は2月20~21日までロジスティクスソリューションフェア2024に出展し、フェリー船やROROサービスについて来場者にPRした。
商船三井さんふらわあは昨年10月に商船三井フェリーとフェリーさんふらわあが合併して発足。執行役員の松本淳氏によると、最近では労働時間規制への対応としてモーダルシフトへの関心からか、フェリー輸送への問い合わせが増えているという。
現在、フェリーと定期ROROサービスは合わせて6航路あり、便によっては毎日出航している航路もあるという。トラックドライバーが宿泊するドライバーズルームはコロナ禍を経て、完全個室化が進んでいる。
労働時間規制と同様に、環境問題への対応も関心が持たれている。同社によると、例えば東京都江東区から福岡県福岡市博多区までトラックで陸送していた場合とRORO船を併用した場合では、CO2は約75%削減(ドライバーの労働時間も約85%削減)となる。一方、兵庫県姫路市から佐賀県鳥栖市までの陸送をフェリー併用にした場合で、CO2は約47%削減、ドライバーの労働時間も約57%削減になるという。
環境問題の関心の高さを受け、同社ではLNG燃料フェリーである「くれない」「むらさき」を就航。松本氏は、「すべての輸送を変えるのではなく、ポートフォリオに加えるイメージをしてもらえれば」とし、「どんな輸送が自社に合っているのか一度相談してみてほしい」と説明した。
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関連リンク→ 株式会社商船三井さんふらわあ
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