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物流ニュース
アサヒロジ フォークリフトは「相棒」、愛車運動で事故防止
2014年8月6日
アサヒロジ(丸山高見社長、東京都港区)が今年1月から取り組んでいるのが「愛車運動〝マイ・FL・マイ・ラブ〟」。これは支社内で使うフォークリフト(FL)を自分の愛車として大切に使おうという取り組み。
東京支社業務部の長谷川望主事は「元々は富士宮支店の社員が現場のFLがキズだらけであることに気付き、『キズがあるということは当たった先があるはず。この原因をきちんと管理し大切に扱えば事故も減るのではないか』と考え、昨年4月から取り組んだことが発端」と説明する。
東京支社墨田支店の山道清支店長は「まずFLを自分たちで塗り直してキズを修復した。その後はFLの使用者を管理し、乗る前後に車体をそれぞれチェック。キズの程度を3段階に分け、管理者が事故経緯の記録をつけていく。単なる人為的ミスの場合もあるが、庫内のレイアウトに問題がある場合はレイアウトを変え、注意を促す張り紙をしたところ、事故件数は劇的に減った」と話す。経営企画部の紺谷雅幸担当次長は「FLを『愛車』『相棒』などと呼ぶようになってから扱い方が変わった。自発的な改革につながっている」と語った。
庫内作業でFLを使う際は使用者名を書いた大きなマグネットプレートを付け、使用記録簿にも記入する。
ワクワク感や競争心理も採り入れたFL愛車運動は「一人ひとりの安全への参画意識向上を図る」という同社の目的にぴったりとはまった。この取り組みについて丸山社長からも「まずはやってみよう」との指示があり、協力事業者にも参加を求め、9事業所中8事業所、187台のFLが参加している。
支店内コンペを経て東京支社コンペにまで進むシステムになっており、エントリーした各事業所の取り組みは社内ネットで発表し、社員総参加で社内投票も実施。優勝事業所には表彰式で記念のトロフィーが贈呈された。
◎関連リンク→ アサヒロジ株式会社この記事へのコメント
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