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物流ニュース
大手会社の社名かたり迷惑メール 悪質な手口、高額請求も
2014年8月4日
「〈配達予定〉予定日…即日(24時まで)。依頼者…○○○○様。配達内容…現金1340万円。弊社封筒に入れて配達をいたします。こちらの配達を受け取るには『優良ゲスト様の在宅確認』をさせていただいてからの配達となります」「○○○○様より、お荷物を預かっております。詳細をご確認いただき、お手続きを行ってください。http://…」
大手宅配事業者をかたった、このようなメールが現在、日本各地で報告されている。国民生活センターでは、「架空請求やフィッシング詐欺への誘導メールの可能性がある。不用意にリンク先へはジャンプしないように」と警告している。
では、実際にリンク先はどうなっているのか。日本通運の場合、「社名を『日本通運』、商品名を『日通NET宅配サービス』などと名乗り、あたかもお届けの荷物を預かっているような内容になっており、出会い系サイトに誘導している」という事例があったという。また、「URLをクリックした直後から、同じような迷惑メールが相次いで送られてきた」という報告もある。
全国各地の消費センターでは、「宅配事業者が住所確認の連絡や、不在通知をメールで送付することはない。そもそも荷物が送られてくるだけなのにメールアドレスを宅配事業者が知っていることが怪しい」「意図していないサイトに誘導され、サイト利用料の請求を受けることも考えられる。そのようなサイトに万一接続したとしても、接続しただけではサイトとの契約は成立していないので、高額な請求に応じる必要はない」などと警鐘を鳴らしている。この記事へのコメント
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