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    新卒採用のススメ「愛社精神が培われる」 久保行政書士

    2014年9月17日

     
     
     

     トラック運送業界では、ドライバーの採用は、経験者を中途採用することが多い。高卒者など若年の未経験者を採用しようとしても、中型車に乗れるようになるまで時間がかかるだけではなく、「免許の取得費用」や「新社会人が定着してくれるのか」といった点を考えると、なかなか踏み切れない事業者が多く、「それならドライバーの労働環境を知っている他社からの転職組を採用する」というのは自然な動きかもしれない。
     このような風潮に対し、「ドライバー経験者の中途採用は、思った以上に費用がかかり、それほど効率的な人材確保の方法とも言えない面がある。運送会社はもっと新卒採用に目を向けるべき」と話すのは、久保岳行政書士(久保法務経営事務所、札幌市中央区)。


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     久保氏は「中途採用は求人広告を出せばかなりの費用がかかり、採用面接や社会保険の手続きなどにかかる労力を担当者の時給で換算すれば、それなりのコストになる。また、経験者であっても、採用後しばらくは先輩ドライバーが横乗りするなどの教育・研修期間があり、1〜2週間をこれに当てるとしても、この期間は一つの仕事に2倍の人件費がかかることになり、バカにならないコストとなる」と指摘。
     更に、「中途採用組は待遇のいい会社に転職できるとなれば、そちらに行ってしまう可能性が高く、人間関係や愛社精神などでつなぎ止めておくことが難しい。居なくなった後に中途採用を行っても、また一からの繰り返しとなり、定着率向上にはつながらない」と、ドライバー不足の動きに歯止めをかけることは難しいとする。
     新卒者の採用に力を入れることは、それほど経営を圧迫することではないとし、「鉄道の運転士は新卒で採用し、自社で育てていくので転職者は少ない。バスでも一部、新卒採用に動き、大型2種を取得するまでは新人を事務や営業などに当てるという会社が出始めている。トラックも新卒採用を第一に考えるのは悪くない。特に雇用情勢が厳しい地方ではやりやすいはずだ」と提案する。
     採用後、しばらくトラックに乗れなかったとしても、「事務を担当させれば、将来ドライバーになった時に、現場や管理面も分かる人材となる。トラックのことを一から教え、免許も取得させれば、自然と愛社精神が培われ、簡単に転職しようという気にはならなくなる。何度も中途採用と退職を繰り返すより、コスト面で優位性が出る可能性もある」としている。

     
     
     
     
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