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    運賃決まらない取引 状況見守る事業者

    2014年9月9日

     
     
     

     「運賃が決まらない取引がたくさんある以上、書面化の活動も一定の制約が働く」。神戸市内の地場輸送事業者は、スポット取引の多くで運賃があらかじめ決められない状態にあると話す。
     書面化の取り組みそのものには理解を示し、むしろ「ありがたい動き」と評価もする。しかし、運賃が決まらない、決められない取引がある以上、ひな形書面にある「必要的記載項目」のなかの運賃欄は、トラックの運行に先立っては埋められないことになる。


     「付帯条件や待ち時間などは分かっても、運賃は決まらない。発注側も分かっていないし、それを請けた、そのまた発注側も分かっていない状況」。総額の運賃さえ明示があれば、条件や待ち時間の考慮は逆に要らなくなるとの見方だ。
     それでも、直取引の荷主にはものが言いやすい環境になってきたと事業者。「まだまだ、時間が必要ということか」と周囲の状況も見守っている。

     
     
     
     

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