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物流ニュース
軽貨物ロジスティクス協会 2024年問題セミナー開催
2024年6月10日
軽貨物ロジスティクス協会(瀬戸口敦理事長、東京都渋谷区)はこのほど、会員向け特別セミナー「物流の2024年問題~運賃交渉と多重下請問題について~」を開催した。
講師に、JILS総合研究所(同港区)所長の北條英氏を迎え、2024年問題をテーマに「トラックドライバー編」と「荷主編」に分けて、一般貨物での調査や分析をもとに24年問題について解説した。
懸念されるトラックドライバー不足を解消するため、運賃交渉と多重下請問題に触れ、政府が24年度のドライバーの賃金について、10%前後の賃上げを目指すと発表したことや、価格交渉に中小企業庁の「価格交渉ハンドブック」を参考にすることを薦めた。
また、24年問題に対応するための「物流革新に向けた政策パッケージ」について、商慣行の見直しで、軽貨物業界も属している物流産業における多重下請構造の是正に向けた規制的措置等の導入について説明した。
さらに、軽貨物事業者への規制についても触れ、「貨物軽自動車安全管理者の選任と講習の受講の義務付け」「国交大臣への事故報告の義務付け」「国交大臣による輸送の安全情報の公表」など、軽貨物も一般貨物の規制に寄せてきているので準備が必要だと話した。
◎関連リンク→ 一般社団法人軽貨物ロジスティクス協会
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