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物流ニュース
宮田運輸 子どもの絵をラッピング
2014年9月25日
宮田運輸(宮田八男会長、大阪府高槻市)では以前から、高槻市の観光地などが描かれた車両などを導入していたが、今回、自社で働いている従業員の子どもが描いた絵をトラックの荷台にラッピングした。
そのきっかけは以前、異業種の会社を宮田博文社長が訪問した際、子どもが考えた安全標語を飾っていたのを見かけ、自社にも採り入れたいと考えたという。自社流にアレンジして何かできないかと考えていたとき、ドライバーが車内に家族の写真や子どもの絵を飾っているのを見て、それを荷台にラッピングしようと考えた。
宮田社長は、「子どもの絵を車両の荷台に描くことで、車両を今以上に大切にしながら安全運転に努めてくれると思っている」と話す。
また、同社ではIT機器を使用しての車両管理や事故防止対策なども進めているが、ドライバーにゆとりや優しい気持ちがなければ事故はなくならないと考え、「機械だけに頼らず、『良心』を育むことで、現状よりもさらに安全運転の意識を高めることができる」と話す。
さらに、「自社のアピールも大切だが、車両を見た人が穏やかな気持ちになり、微笑んでくれるような車両にすることで周りも安全な運転をしてくれると思っている」と話す。
先日、ラッピングした車両のドライバーから、「高速のSAで他社のドライバーからたくさん声をかけられた」という話を聞いている。
宮田社長は、この取り組みを自社だけではなく他社にも真似をしてもらい、安全意識の向上と優しい心が持てる社会にしたいと考えており、「これから徐々に業界のイメージを変えていきたい」と話す。
◎関連リンク→ 株式会社宮田運輸この記事へのコメント
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