パワーモーラ（コンベヤ用モータローラ）や制御機器など搬送関連機器を開発・製造する伊東電機（伊東徹弥社長、兵庫県加西市）は５月２７日、リニューアルしたＭＤＲ式マテハンショールーム「イノベーションセンター」（東山第２工場＝同市）のイベント・プレス発表会を開いた。同社のコア技術となるＭＤＲ（商品名＝パワーモーラ）と、ソフトウェア技術を駆使したＭＤＲマテハンのソリューションを見て、触れることで生産・物流現場を改善するヒントにしてもらうための施設。

２０２０年２月に開設した同ショールームはオンラインを含め、国内だけでなく海外からも多くの来場者を迎え入れてきた。今回のリニューアルは、人手不足が顕著な物流・生産現場が直面する諸課題に対応した製品を展示するスペースなどを拡充。小物から軟包装品、ケース、段ボール、パレットまであらゆる搬送物のピッキングから仕分け、保管、配膳といった作業を改善するソリューションを用意している。

また、施設内に特設セミナールームを設置したほか、コミュニケーション・スペースとして利用できるカフェテリアも併設。発表会の翌日から２日間にわたって開いたプライベート展示会では、物流の専門家を招いた特別セミナーも企画した。

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