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物流ニュース
グリーンサービス 「カミナシ」で車両点検の帳票のペーパーレス化
2024年9月25日
東海地方を中心に医薬品の配送を行うグリーンサービス(榊原正道社長、名古屋市北区)はこのほど、現場DXプラットフォーム「カミナシ」を導入。営業所18か所で車両点検の帳票のペーパーレス化を実現した。
医療業界全体でDXが進み始め、同社の親会社である中北薬品(中北馨介社長、同中区)からDX方針が掲げられたことをきっかけに、DXへの第一歩として、車両の点検をカミナシで行うことにした。
カミナシ(諸岡裕人社長、東京都千代田区)が提供する「カミナシ」は、作業チェックなど現場の業務フローをノーコードでデジタル化する現場DXプラットフォームで、帳票を電子化して管理業務を効率化する。
「カミナシ」の導入で、グリーンサービスは、5県・18営業所の車両の日常点検業務と定期点検をデジタル化し、ペーパーレスで年間50~60万円の紙のコストを削減し、承認作業や帳票管理業務も削減した。
また、全営業所の点検状況がリアルタイムで把握できるようになり、点検漏れがあった場合もすぐに営業所へ確認できるため、点検漏れの件数が減少。小さな不具合も報告されるようになり安全性が高まった。
榊原社長は「『カミナシ』の導入によって、コスト削減や安全性の担保以外にも、ドライバーの出庫前・帰庫後の点検などの業務効率化もできている」とし、「今後は、教育ツールとして人材育成面においても活用していく」としている。
同社では今後、教育面での取り組みとして、医薬品の適正流通のeラーニングも「カミナシ」で実施する計画で、これまで運行管理者が直接ドライバーに説明・教育する機会を設けていたところを「カミナシ」上で学べるようにすることで、効率かつ効果的な教育を行う考えだ。
◎関連リンク→ 株式会社グリーンサービス
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