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    喫煙率高い運送業界、各社の対応は

    2014年12月2日

     
     
     

     あるトラック運送事業者は、業界について「運送会社は社内・社外にかかわらず、どこでもタバコを吸っている。業界のイメージがあまり良くないのは、こういうところに表れているのかもしれない」と指摘する。一般的に喫煙率が高いといわれる運送業界だが、かつて受動喫煙にまつわる訴訟が起こった例や、受動喫煙防止の努力義務化が来年6月までに施行されるなど、これまで真剣に考えられていなかった喫煙に関して、今後の対応が求められてくる。
     平成24年の労働者健康状況調査によると、事業所規模が小さいほど、受動喫煙を受けている労働者の割合は高い傾向にある。敷地内全面禁煙と屋内全面禁煙(屋外喫煙可)を合わせた全面禁煙を望む労働者は実に43%もいる。多くの運送事業者で話を聞くと、喫煙スペースの境界線が曖昧だった。トラックでの喫煙は、荷物への臭い移りもあってか、荷主などから禁煙の要求があり、減っているようにも見えるが、事務所内では当たり前のように喫煙している。


     しかし、労働者の安全と健康の確保対策の充実のため、「労働安全衛生法の一部を改正する法律」が今年6月25日に公布され、受動喫煙防止の努力義務化が来年6月までに施行される予定。化学物質に過敏に反応する人はタバコの煙やにおいで頭痛、吐き気などを催すという。事務所スペースの都合上、分煙は難しいという場合は、「空気清浄機などを使用し、こまめに換気するなど、吸う人も吸わない人も快適に仕事が出来る環境の整備が必要なのではないか」という社長もいた。
     中小企業が一定の要件を満たす喫煙室の設置や、受動喫煙を防止するための換気に必要な設備設置に経費を、一部助成してもらえる制度がある(厚労省HP参照)。上限200万円まで助成されるので、装置設置などの際に活用してみるのもいいだろう。
     過去には他業種だが、受動喫煙にまつわる訴訟もあった。製造会社に勤める男性は、従業員の半数以上が自分の席で喫煙をしている環境で、入社5か月目に「急性受動喫煙症」を発症し、上司に分煙対策を要求した。男性の相談を受けた労基署が同社の受動喫煙を指導したが、会社側は男性に対し退職か配置転換を受け入れるように命じ、男性がどちらも拒否すると「やむをえない」と解雇されたというケースだ。
     その後、男性は不当解雇として会社に慰謝料などの支払いを求め、会社側が男性に数百万円を支払うことで和解した、という事例もあった。一方で、大阪市西淀川区の事業者は、健康面から会社での喫煙をやめさせている。知り合いの社長が肺がんになったことをきっかけに、社内で改めて禁煙を呼びかけている。「何よりも健康第一だと感じた。社員の約半数が喫煙者で、家族のため、そして何より自分のために今一度、体を大事にしてほしいと伝えた」という。
     この事業者が参考にしたのが、総合リゾート運営会社の星野リゾートだ。同社は企業競争力と社員の健康の面から、社員全員が禁煙者を目指し、喫煙者は採用されない。喫煙者であっても、入社後に禁煙をすることを誓約しなければ、採用試験を受けることはできないという。
     だが、このような意見もあった。「当社でタバコを吸わないのは一人だけ。いろんな業界で分煙がすすんでいるのは分かるが、なぜその一人にほかの全員が合わせなければならないのかと思う。面接の時に喫煙OKの会社だと気づかない本人の責任なのでは。仮に分煙をしたら、その人が喫煙者ににらまれて会社に居づらくなるだけ。この環境が嫌なら退職すればいい」と、辛口の意見もあるのは確かだ。
     長時間、トラックという狭い空間で仕事をするドライバーにとって、喫煙は一種の息抜きであり、ストレス発散のツールともいえる。しかし、会社の敷地内での喫煙には、非喫煙者に対し配慮する必要がある。今後、各社で対策を講じていかなければならない。

     
     
     
     

    この記事へのコメント

     
    1. 非喫煙者 says:

      喫煙者の運転するトラックに同乗する事になったが、車内で喫煙を止めさせられるか?

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      • いとやん says:

        私は面接時にお願いとして「喫煙者との同乗研修は避けてもらえますか?お互いに嫌な思いはしたくないので」と言いましたよ。

    2. ドラ says:

      同乗者への受動喫煙(強制喫煙)は、危険危害行為にも関わらずドライバーは運転中の喫煙行為を繰り返し、止めようとしない。運送業界で働く労働者の意識の低さを物語っています。情けない限りです。

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    3. 匿名 says:

      喫煙者が非喫煙者に合わせる合わせないのレベルの話ではない。タバコはあくまでも嗜好品であり、有害物質が出ていて健康被害が出ると科学的に証明されているのにそれを半強制的に受動喫煙させている事を理解できないのは論外。

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    4. ききやく says:

      倉庫業全体の態度を改善させろ!

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    5. 匿名 says:

      私の勤務先はタバコを吸わない人に合わせるのが添乗、同乗教育時のルールになっております。以前いた会社は乗り回しのクルマでも喫煙者が後始末をしないことを抗議したら、お前が我慢しろ❗みたいなことをのたまうのでさっさと退職しました。
      今時、社員の健康に配慮できない会社は消えて行くことでしょうから。

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    6. 匿名 says:

      クソ国分でけっこう苦情いれたら喫煙所無くなった
      事務所受付前で数バカがあるかっ!

      ざまえ

    7. 運送屋 says:

      そもそも喫煙を自由に許してる社員教育の行き届いてない会社のトラックのキャビンの中ってヤニでベタベタに汚れてますよね。ハンドルも内張も天井も全部ヤニだらけ。入社してまずはトラックのヤニ落としを新人にやらせては定着しませんよ。そのまま気にせず乗れは今の時代通用しないでしょう。

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    8. 怒っている says:

      トラック業界は8割がた喫煙者のような気がする。私はタバコを止めて20年ぐらいなりますが、吸っているときは全く気にならなかったたばこの匂いは今は凄く敏感で息苦しくなり大変です。今まで禁煙車で3年ほど専用車で仕事をしてきましたが、新人が入ったことで配置転換、乗廻の喫煙車に乗れと言われました。そうでなければ仕事が無いよと言われ現代社会において矛盾すると思い投稿しました。仕事は早い方ですが高齢者になってきました。でも会社はあと7年ぐらいは大丈夫・・・と言っていたのに直属の上司が、約束を無視して会社の指示に従わなければ仕事が無いよと行ってきました。会社側の判断とは、とてもいいがたいのですが、いつも約束を守らない上にの言葉はいかがなものでしょうか?法律的に何か対処するものがあるのか泣き寝入りなのかアドバイスいただけたら嬉しく思います。運送会社は従業員400名ぐらいの会社です

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