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    人材の流出を防ぐ 他社に負けない魅力づくり

    2014年12月18日

     
     
     

     人材不足が深刻なトラック運送業界だが、新しい人材の確保だけでなく、今いる人材の流出を防ぐためにも様々な工夫、取り組みが行われているようだ。大阪府下の運送事業者は、「ドライバーの安売りをしない」と低い運賃の仕事は断っている。給与の安定と昇給で仕事に対する意欲を高め、さらに福利厚生を手厚くすることで人材の流出防止や新たな確保につなげているという。今後、中小企業退職金共済制度を活用し、社員に退職金を支給する考え。
     「退職金の話は、年明け以降に社員全員の前で披露する。中小の運送会社には退職金制度を採用している会社は少なく、社員の負担にはならない。『良い会社だ』と思ってもらえるのではないか」と話す。また、「人材は企業の宝。当社のような小さな会社は、一人ひとりが最大限の能力を発揮しなければ他社と太刀打ちできない。そのため、社員への投資は惜しまない。社員の定着率が高いのは一番の自慢」と説明する。


     また、京都府下の運送事業者では、人材確保のためにドライバーの紹介制度を採用しているという。これまで数万円の報奨金だったが、今後は数十万円以上の報奨金も検討しているという。「不確定な募集広告費を支出するなら紹介の方が良い。高額にすることで真剣に探してくれる」という。
     これからは「ただ業務を与え、仕事をこなしてもらう」だけではなく、他社に負けない魅力をつくるための企業の努力も必要となってくるのではないだろうか。

     
     
     
     

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