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物流ニュース
鴻池運輸 静岡にスイッチセンター
2014年11月1日
鴻池運輸(鴻池忠彦社長)は10月29日、静岡県島田市に開設した島田金谷スイッチセンター営業所の開所式と見学会を行った。
通常、関東―関西をトラック輸送する場合、1人のドライバーが1泊2日ですべての行程を担うため、拘束時間が長時間化する。同社では「関東と関西の中間地点である同市に、中継輸送の拠点としてスイッチセンターを開設することで、ドライバーはその日のうちに出発地に帰ることができる」とした。不規則な就業形態や長時間勤務を解消することで、女性や若者が働きやすい労働環境を生むことをめざしている。
食品事業本部の川島利方本部長は「不規則・長時間勤務に対応することで、労働力不足だけでなく安心・安全な輸送を確保する一つの手段にしていきたい」とコメントした。
スイッチセンター開設の背景には、労働力不足のほかに法規制の厳格化もあった。また、ドライバーの減少に対応するため「車両の大型化」にも取り組み、大型車からトレーラ化を進める方針だ。
小杉健洋所長は新たにドライバー11人を採用。同営業所では現在、トレーラ10台を運用しているが、「増車目標は20台。効率的な運用ができるようになれば随時、増車していきたい。スイッチ輸送を全体の20〜30%まで引き上げていきたい」としている。
今後は、冷凍トレーラの導入や協力会社とのスイッチ輸送などを視野に入れていく方針。
◎関連リンク→ 鴻池運輸株式会社この記事へのコメント
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