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物流ニュース
高速道路の落下物、1日190件以上
2014年12月22日
高速道路で落下物を目にする機会が多い。「平成25年は7万500件の落下物があった」(ネクスコ中日本)というが、1日当たり190件以上という計算になる。「一番多いのが毛布やシート類2万5600件、次いでタイヤの破片など1万500件、3番目はベニヤや角材など8900件」(同)という。
落下物は、「現金は警察へ届け、製品などは1か月ほど保管する。落下しそうな荷物の場合、事前に積み直しをお願いするなどの啓発活動を進めている。落下物を発見した場合も道路緊急ダイヤル『#9910』への通報を注意喚起している」(同)という。通報を受ければ、巡回しているパトロールカーが回収するが、猛スピードで車が走っている高速道路上に降り、落下物を回収するというのは命がけの仕事。そのような状況を少しでも改善しなくてはならない。
運送事業者も「荷物をきちんと届けるのが仕事。落下させては元も子もない」(三重県の運送事業者)、「そんなことをしていたら仕事がなくなってしまう」(愛知県の運送事業者)というように「落下物」について、しっかりとドライバー教育をしている運送会社がほとんど。
しかし、前出のネクスコ中日本の担当者は「最近は落下物の件数は横ばいか微増」としている。運送会社だけでなく、一般車両からの落下物もあるだろうが、「ウチは本当に大丈夫か」と見直してみるのも大切といわれる。この記事へのコメント
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