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    深刻化する平車不足 年末の繁忙期目前に荷主から荷主紹介

    2015年1月5日

     
     
     

     年末の繁忙期を目前に、一部の運送事業者では平車が不足しており、車両の取り合いになっているようだ。そんな中、荷主企業も車両確保のため、自社と取引のある運送事業者に、同業他社や関連会社の荷主企業を紹介するケースが増えているようだ。
     トレーラやトラック、クレーン付きトラックなど約200台の車両を保有している大阪府堺市の運送会社は、「取引のある荷主企業から荷主企業を紹介され、毎日のように空きもなくフル稼働しており、そこそこの運賃が得られている状況。紹介された荷主も、年末の繁忙期や来年3月までの繁忙期での平車不足を懸念し、荷主を通じて当社にアプローチをしてきたようだ」と語る。
     大阪市の運送会社では「平車を専門に大型や4トン車約40台を稼働しているが、毎日空きがない状況。荷主が荷主を紹介してくるため、取引先の顔を立てて輸送を請け負うが、車両不足の中で仕事が増えていることから、ドライバーの負担増にならないか心配している。しかし、荷主からの紹介であるため断ることもできず、傭車も交えながらどうにか輸送している」と話す。


     平車はウイング車や箱車と比較して台数も少なく、さらにドライバー不足や、新車を発注しても納車まで3か月程度かかるといった状況。今後、平車はさらなる車両不足によって需要が高まりそうだ。

     
     
     
     

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