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物流ニュース
自動車行政の新展開小委員会 3つのWGで深堀り
2015年1月20日
国交省の交通政策審議会陸上交通分科会自動車部会は昨年12月3日、「豊かな未来社会に向けた自動車行政の新たな展開に関する小委員会」(山内弘隆委員長、一橋大学大学院教授)を開催。第3回会合では中間整理に向けた、たたき台について審議したほか、同委員会の今後の進め方について確認した。
第1、2回会合で豊かな未来社会を目指すための論点が挙げられ、委員からは議論の整理と論点ごとのさらなる深堀りが必要との要望を受けていた。そこで「ネットワーク論」「産業論」「クルマの将来のあり方」の三つのテーマに括り、それぞれワーキンググループ(WG)で議論を深める。
新しい地域のあり方に対応した自動車交通ネットワークWG(鎌田実議長、東京大学大学院新領域創成科学研究科教授)では、買い物支援や地域の見守りなど「小さな拠点」による周辺を支える自動車交通ネットワークのあり方、コンパクトシティの形成や高次地方都市連合における複数の地方都市をつなぐ自動車交通ネットワークのあり方に沿って進められる。
産業としての自動車関連事業のあり方WG(秋池玲子議長、ボストンコンサルティングシニアパートナー&マネージング・ディレクター)は、女性の活躍のための環境整備や業界を中高年男性が支える現状の打開策、ITの活用による合理化で働き方の抜本的改革や資格・免許の取得支援などを視野に、人口減少の克服、地方創生等の観点から、地域密着型の地域産業としての自動車運送業、自動車整備業が、その意義・魅力を維持・発展させるためにはどのようなことが必要か検討する。
また、「クルマの魅力再発見チーム」(仮称)では、消費(所有)行動の変化の影響、SNSをはじめとしたコミュニケーションへの対応、「クルマの持つイメージ」の再発見、新たな醸成を目指し、同小委員会より広い視野かつ、特定の見方に固まらない柔軟な発想をもとに議論する。
◎関連リンク→ 国土交通省この記事へのコメント
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